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第10回S&L会 講演要旨
「『皇室』~即位から四半世紀、両陛下の宿題~」

カルチャー部SL3 - コピー

■講師 神田 秀一さん
    テレビ朝日社友、長い間宮内庁担当記者として活躍。
特に昭和天皇には厚い信頼を得てきた。 今も皇室の動きを見守っている。
■日時 2014年9月10日(水)12時30分~14時
■場所 テレビ朝日社友会(六本木ヒルズタワー16階)E会議室
■資料 世代で見る皇室(皇位継承と摂政)
■内容
① 皇族の減少が意味するもの
外務省によると現在世界に195の国があり、うち君主国は44カ国である。日本の皇室は天皇と20方の皇族の計21方から成っている。皇族20方のうち皇位継承権を有する男子皇族は5方のみ、また女子皇族は15方で、この10月には典子さまが結婚により皇族離脱となるため14方となる。皇族の減少で天皇の補佐や宮中祭祀の維持が難しくなることが懸念される。
さらに皇位継承権者5方には、悠仁さまを別にして高齢や病気の方もあり、皇位継承そのものが危機的な状況と言える。このような状況に対して、政府はこの6月末に菅義偉官房長官が、結婚後の女性皇族が皇族活動を継続できるよう検討に入ったことを明らかにした。
女性天皇の実現あるいは民間人との結婚後の女性皇族の皇族活動について問題となるのは皇室典範の改正である。かつて小泉内閣の時、皇室典範改正に関する有識者会議が開かれ、「女性・女系天皇容認」の答申があった。しかし国論を二分する議論になり改正は見送られた。
② 皇族方の活動の在り方
2020年の夏季オリンピックの東京招致のため高円宮妃久子さまがIOC総会に出席することについて、宮内庁長官は憲法4条に抵触する恐れがあるとして難色を示したが安倍首相の強い意向に押し切られた。久子さまに対しては宮内庁長官から「東京」「招致」の文言は言わないように注意がなされた。
③ 昭和天皇実録
昭和天皇の事績を年代順に記録したもので12000ページに及ぶ。宮内庁書陵部が担当し、一昨日の9日に発表された。とくに実録中に180回にわたり富田朝彦宮内庁長官(当時)のメモを基にした内容が出ていて、
神社へのA級戦犯合祀について天皇が不快感を示したとする富田メモについてその真実性を追認したかたちになっている。自分(神田)はかつてこのメモが筆跡などの証拠から本物であると断定して、雑誌「世界」に発表していた。実録には、昭和天皇がトラが好きだったこと、中華料理が好きだったことなど人間的な面も記録されていて興味深い。
一方でマッカーサーとの11回にわたる会談の全容をはじめ、今回の実録では明確にならなかったこともまだたくさんある。
④ 皇太子妃雅子さま
1993年に結婚されて以来21年間、そのうち11年を「適応障害」に苦しみ、未だ全快宣言は出されておらず幸せとはいえない状況であり、近い将来皇后となった時気の毒な立場になりかねない。ただ病名について日本精神神経学会は、今年の5月にアメリカ精神医学会の診断基準が改定されたことを受けて、近く「適応障害」から「適応症」に変更するかもしれない。「障害」という言葉が無くなることで印象が和らぐことが考えられる。またマスメディアの報道も、雅子さまの動向について、「今日も欠席」「またドタキャン」等の報道はまことにつらいものがあり、気の毒であると思う。
⑤ 両陛下と国事行為
かつて昭和天皇は最後まで沖縄には行けなかった。亡くなられる最後の言葉は「もうだめか」であったとされるが、これは実録には記載されていない。
戦後70年に当たる来年、両陛下はパラオ、ミクロネシア、マーシャルを訪問の予定と聞く。戦後60年の節目にはサイパンを訪れた。
また今年12月には81歳になる天皇陛下だが、国事行為は休みなく続けなければならない。国事行為は全部で13項目あり、とくに閣議のある火曜日と金曜日は、回ってくる様々な書類に目を通し署名捺印する作業が深夜まで続くこともある。       (以 上)     記録 福島 基之
2014.10.08 / Top↑
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まとめ
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