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<如月酔句会>
昨年の五月以来の酔句会
今回は寒さ厳しき折、
また体調のすぐれぬ方もあり
郵送で投句をしていただきました。
初のこころみでしたが、
兼題の春を待つの句をはじめ
五人の会員から下記の二十五句が寄せられ
七名全員の選句の結果は、下記の通りです。


「投句者」
笠原明、土井隆、碓氷夕焼、眞子昭一、青木克博

「選句のみ」
橋本 潔、長谷川和生

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「四点句」
膝掛は明治の朱色人力車(明)    

「三点句」
頭梁の法被の襟の破魔矢かな(明)   
梅が香もへつたくれも無し花粉症(昭一)
  
「二点句」
新成人風に吹かるる寒さかな(克博) 
樹の蔭を濡らさぬほどの春の雨(克博)
秘色冴え古伊万里凛と初茶会(隆)  
ボルシチの国の孫より初電話(明)  
土筆もて描かむ春の野原かな(克博) 
石庭の砂波立たせ日脚伸ぶ(隆)  
病窓に富士を仰いで春を待つ(夕焼) 
春浅し窓辺の猫の仏頂面(昭一)

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「一点句」
二月三日わが誕生日
春立つ日八十路に加ふ一里塚(明)   
春待つや地上(ここ)に生きとし生けるもの(克博)
老夫婦ポート・ワインの屠蘇交し(明)
胃肝臓胸まで病みて春寒し(夕焼)  
山焼きて東塔の影雪催い(隆)    
冴えわたる街の灯りに夢散歩(夕焼) 
春浅し干ききつたる多摩川原(昭一) 
梅一輪コップにさして朝のお茶(夕焼)    
土筆野は暮れて帰らぬ子のひとり (克博)

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「無点句」
春を待つ河原に子らは群れてをり(昭一)
早春の小江戸の叙景豆腐売り(隆)
見えぬ富士雲間にさがす立春の日(夕焼)
クリニック待合室での梅便り(昭一)
ひこばえの萌え立つ根株古都の証(隆)


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平成23年3月
酔句会世話人 青木克博

   
2011.03.07 / Top↑
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