酔句会短信      2013.10.10

 秋は空が冴えわたり、月がひときは美しい季節。酔句会では中秋の名月の前夜9月18日の句会で、そろぞれ「月」にまつわる句を披露しました。

 草千里一人の広さに月昇る(潔)
 月の出を山駆け下りる遍路道(和生)
 裏通りロックの響き月明り(昭一)
 戸をあけて畳につくる月の道(賢策)

 秋といえば、「食欲の秋」。秋刀魚は今年高値が続いたのですが、会の前後から落ち着きをみせ、新鮮でおいしそうな句が並びました。

 秋刀魚売る灯に銀色を跳ね返し(潔)
 サンマ焼くにおいでわかるお隣さん(ひろ子)
 
 今年の夏も原爆投下や終戦にまつわる特集が新聞・テレビで報じられました。フクシマの問題も解決してなく、平安を願う気持ちは句にも込められています。

 いざ戻れ月見楽しむ平安に(俊夫)
 罪無くてこの月見むか北の友(明)

 そして、残暑が残る句会から時間が経過し、涼しい風が吹き始め、野山は秋の草花で埋め尽くされています。
 膝枕暫し眠らん萩と月(伸彦)
コスモスをかたげし蝶の重さかな(和子)
   
 10月中旬は17日に「十三夜」19日に「満月」と、俳人を志すものにとっては、創りどころ。「月の客」となって一句ひねってみませんか。そして、俳句のことを知りたくなったり、語りたくなったりしたら酔句会へ。入会お待ちします。 (選句・文責 吉田) 
       
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