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第3回S&L会
「四国八十八所 歩き遍路」

講 師 岩坪爽一
日 時 13年11月13日  12時30分~14時
参加者 13名

講演要旨

 今回は四国八十八か所の霊場を実際に「お遍路さん」として歩いて周られた岩坪爽一さんの体験談を聞く会で、小春日和に包まれた11月13日の昼、アーク森ビル会議室にて行われた。

岩坪さんは、平成21年10月から翌年10月まで、四国霊場1200キロの旅を3回にわけ、約40日かけて走破している。そのくらい、準備もいるし、根気と体力もいる旅なのだ。遍路に行かれたきっかけは前年亡くなられた母の菩提をともらうことと、剣道7段昇段試験合格。後者は元々厳しい確率なので、いまだ夢は実現していないが、それ以上の得るものは大きかったと語る。

 冒頭から道具が次々と出てくる。とにかく装備が大事。特に長時間歩くためのポイントは靴で、お茶の水の「ミズノ」で購入したウオーキングシューズが約3万円也。脚絆に草履という時代ではないらしい。菅笠も雨の日は傘になり、晴れの日は風が頭を冷却する。白いおなじみの装束をつけ、「四国遍路ひとり歩き同行二人」というガイドブックをしっかりもって出発と、お聞きしているうちに遍路気分になってきた。

 その後、いかにして難所を克服したか、またその為のトレーニングをどうやって積んだかなど話は進んだ。霊場での作法では、それぞれの納経所で墨書授印してもらうために待つことも大切、会場で回ってきた帳面には達筆で88の寺名が記されてあったが、汗と努力の結晶という感じで手にとった。

ちなみに授印は一か所300円、賽銭も含めて厖大な小銭がいる。これをどう管理するか、また宿をどうするかのノウハウも伝授。ちなみに宿は一泊6500円から8000円位で、前日までの予約が原則。相部屋はないというから気軽に泊まれるし、土地の名物料理を出してくれるところも多い。

 今のはやりことば「おもてなし」ではないが、土地の人が「お接待」してくれるということも大事な要素としてある。子供が500円を寄進してくれたり、お年寄りが自ら造ったティッシュ入れを持って待っていてくれたり、手製の飾り物をいただいたり、胸が熱くなることも多かったそうだ。四国の人達はお遍路さんを「托鉢・行脚と同じ修行者」とみているので、ご好意はそのまま受ければいいとのこと。まさにここに1200年続いた心の交流があるのだ。

 最後のお寺でお赤飯をいただいて無事終了。全行程1200キロをお大師さまとともに歩き、大自然の中で生かされている自分を見つめなおす修行の道が終わる。何度も行きたくなるのを「お四国病」というが、岩坪さんも再度お遍路参りを計画しているという。

社友会メンバーでもその意志がある人にはきっといいアドバイスをくれるはず。最後に会場には岩坪さんの「お遍路大師任命書」が回覧された。「あなたは、四国八十八か所を歩き、四国の自然、文化、人との触れ合いを体験されたので、…遍路大師に任命します」。

                             記録 吉田賢策
2013.11.21 / Top↑
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まとめ
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