酔句会短信
平成26年3月


 春分の日を過ぎてようやくだいぶ暖かくなってきました。
酔句会3月句会はまだ寒さが残る19日に開催。
いつもの銀座の会場に、ほとんどが冬服コート姿で集まりました。
初参加の花筏氏を始め橋本大先輩も顔を見せ、句歴50余年の先輩の的確なアドバイスのもと、楽しく進行しました。投句はやはり、この冬の2度に渡る大雪或いは氷、寒さに関するものが多かったようです。

 老いてなほやることあらむ雪をかく 花筏
 繋ぐ児は跳ねて先行く雪の道 和生
 薄氷に最後の一葉横たわり 賢策
 寒月の橋をわたるや下駄の音 和子
 
 
今回の兼題は「猫」。猫は甘えたり、ずうずうしく横たわったり、ぴょんと機敏な動作をしたり、
実にいろんな姿をみせ、俳句に多く詠まれます。
春は恋の季節。「猫の恋」「猫の契り」などの季語も頭に浮かびます。

 落ち椿十歩ほどに眠る猫 潔
 春寒や地まで屈んで野良猫(のら)を抱く 和生
 古猫のしたり顔なる大布団 和子
 眠ること忘れし猫や春隣 迪子

 寒さも春一番が吹き飛ばして、樹木に緑の色が目立つようになりました。これから本格的な春の到来です。もう一つの兼題は「芽」。
五月句会の兼題「新緑」の間に木々はどのような変身をみせるでしょうか。

 群星の燐きせせらぎ芽吹け樹々 俊夫
 芽柳や銀座の恋も遠くなり 伸彦
 宵星に梢重なり木の芽吹く 潔
 
2014.03.25 / Top↑
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まとめ